昭和20年代の建具講習会
講習会に参加した職人たちが手にしているのが「組子」です。
組子は障子や欄間に使われますが、細かな計算と細工が必要でかなりの修行を積まないと出来ません。
戦後も間もなく職人達が、伝統の工法を若者に伝えるべく講習会を行いました。第1回目は昭和25年です。残念ながら、第1回目の写真は残っていませんが、昭和26年、27年の第2回、第3回の記念写真が残っています。
当時は戦後の復興期で材料や木工機もなく、ほとんど手作業で工作したと思います。古い写真から職人の心意気が伝わってきます。