木下博作品展(第4回)
興津八木間の生れで長年に渡り建築大工として活躍し、平成11年に清水技能功労者表彰をうけた(故)木下博さん(平成19年1月逝去)が製作した精密な建築模型が、静岡市役所清水庁舎1階ロビーで展示されています。
木下さんは、神社仏閣の建築及び数寄屋建築にも優れた職人でした。現役を退いた後に、檜の端材で「模型」の製作を始めました。写真や本を参考に独学でつくる精密模型は、長い年月のなかで培われてきた職人の技能の集大成ともいえる素晴らしい作品です。
木下さんは、清水建築組合の技能士会長を務める一方で、富士宮にある日本建築専門学校の講師も務められていました。日本建築専門学校は4年制で、他の大学と違い技能・技術を中心に教える学校です。
作品の展示は、静岡市役所清水支所(旧清水市役所)の1階ロビーで、平成19年5月21日から6月8日まで行われます。技を極めた職人の、迫力ある作品をご覧になって下さい。