静岡商工会議所会報「シング」の表紙に組合員
静岡商工会議所会報で紹介された職人さん
静岡商工会議所が毎月発行している会報「シング」の表紙に、昨年は建産組合から3名の組合員が登場しました。
- 平成26年6月号掲載
清水畳組合 若杉直正さん(畳組合長) - 平成26年8月号掲載
清水板金組合 金井保栄さん (静岡高等技能学校指導員) - 平成26年12月号掲載
清水建築組合 稲垣順一さん (富士宮市日本建築専門学校講師)
若杉畳店・若杉直正さん
畳は、日本固有の文化のひとつで、室町時代以降、書院造の登場と茶道の拡大に伴って普及しました。稲藁で作った芯材の畳床を、イグサを織り上げた畳表で包み、縁に帯状の畳縁を縫い付けます。これら自然素材の湿度調整機能により、夏は涼しく、冬は温かく、日本の風土に適している床材です。
現在は機械による作業が主体となっていますが、業界では伝統技能を修得し、継承するために手仕事による技能検定試験を実施しています。
若杉直正さんは若杉畳の3代目で、1979年に一級畳技能士に認定。清水地区畳商工業協同組合代表理事、静岡県畳適格連合会技能士部長を歴任し、静岡の畳職人の技能向上、お客様が安心できる畳の供給と、品質表示の普及に取り組んでいます。写真は、五寸五分の針を使っての手仕事による畳縁の返し縫い。
静岡市清水区浜田町13-17 TEL054-353-3657
(株)三和建工・金井保栄さん
(株)三和建工は、金属板を加工し、屋根板金工事、外壁工事、雨漏り工事、樋工事を施工しています。 金井保栄さんは、(株)三和建工の2代目で、平成11年に1級技能士内外装板金作業、平成12年に1級技能士ダクト板金作業を取得。
平成11,13,14,15年度の4回、静岡県技能競技大会(建築板金職種)で優勝。 平成15年度には第26回全国建築板金競技大会(技能競技の部)で優賞し、厚生労働大臣賞を受賞しました。
また、板金組合の青年部活動に参加し、静岡県板金工業組合青年部部長、中部板金工業組合協議会青年部副部長、全日本板金工業組合連合会青年部副部長、全国建築板金競技大会統括責任者を務めました。
現在は、静岡県板金組合清水支部の技術検定委員、静岡高等技能学校の建築板金科の講師を務めています。 技能学校の授業は、清水職業訓練協会で週1~2回行っており、静岡県内から訓練生を募集しています。
写真は、駒の爪と金槌を使っての銅板の仮り出し作業。
静岡市清水区下野12-59 TEL054-366‐4002
順建築工房 稲垣順一さん
稲垣順一さんは子供の頃から、ものづくりが好きで、やがて家づくりをめざし、工務店で修行。 1983年に建築大工1級技能士を取得し、1986年に千葉で開催された「技能グランプリ」に出場して全国の建築大工との競技に刺激を受け、最高レベルをめざして技能を磨いてきました。
どんな家を建てたいのか、お客様との意見交換に十分な時間をかけ、基本設計から施工まで、責任をもって家づくりを進めます。
2004年からは、学校法人富嶽学園・日本建築専門学校(富士宮市)の指導員として週1回、全国から集まる若者たちに「工法」「規矩」をおしえています。
静岡市清水区山原166‐25 TEL054-365-0829
2015-02-11 | カテゴリー:トピックス, 清水建築組合, 清水畳組合, 静岡県板金工業組合清水支部